2020.03.17お役立ち情報
円皮鍼で免疫力UP 伊藤先生
こんにちは、大阪府豊中市で開業して30年以上の実績を持つウラノマッサージの伊藤です。
前回のブログでは「小児鍼」を紹介しましたが、今回は「シール針」(円皮鍼) の紹介です。
それと昨今、問題になっています感染症対策として、免疫力を高めるツボも併せて文末に紹介しています。
一般にシール針と呼ばれているようですが、正しくは「円皮鍼(えんびしん)」という名称です。
シール針は、1mm前後の微小な針が付いているシールを、体の不調のある部分に貼って治療を行うものです。
ウラノマッサージ千里店でも、針治療やマッサージのあとで少し違和感が残る場所や、効果を持続させるためなどに使用したりしています。
貼ったあとは大量に発汗したり、入浴時に強くこすらない限りは剥がれません。
万一、痛みや違和感があればすぐ剥がせますので安全です。
剥がすタイミングは2、3日〜数日間後に症状の改善や消失を待って患者ご本人が行います。
通常の鍼治療は筋肉まで刺入することが多いので、その間はじっとしている必要があります。
これに対して「円皮鍼」による治療は皮膚の皮下組織までの刺入ですから運動が制限されずに、そのまま日常生活を行いながら針の効果が持続します。というか鍼治療自体が持続状態となります。痛みも無く貼っていることすら忘れるぐらいです。
皮膚表面の ごく浅い刺入で効果があるのを不思議に思われるかもしれませんが、「皮膚」という器官は神経系と密接な関係があります。
人間がひとつの受精卵から細胞分裂して増殖し胎児になる前の過程で、三つの胚葉という組織に分化します。
皮膚は、脳や脊髄といった中枢神経と、交感副交感神経や感覚や運動神経といった末梢神経のもとになる外胚葉から分化します。
これとは別に、筋肉や骨格やもろもろの内臓は内胚葉と中胚葉から分化します。
難しい話になりましたが、皮膚への円皮鍼の治療は神経系を介して筋肉のコリや内臓の不調などに作用します。
冒頭で予告しました「免疫力を高めるツボ」として一般的なものが、下記の二つのツボです。
1、「曲池 (きょくち)」
場所は肘を曲げたときにできる横じわの、外側の端にあるくぼみ。
ご自分でツボを押す場合は、反対側の親指の指先をツボに当て、3秒ずつ押す。
2、「大椎 (だいつい)」
場所は首の付け根の後ろ側で、首を前に曲げた時に突き出る骨の下のくぼみ。
ご自分でツボを押す場合は、中指をツボに当て、肘を高く持ち上げながら3秒ずつ押す。
個人個人の体質により免疫を高めるツボの位置は異なると思いますが、おおむね首の後ろ側から背中上部と、肘周囲や前腕の後側あたりが免疫力を高めるツボとされているようです。
この部分は肩コリや、首のコリの治療部分とも一致する場所ですので、鍼やマッサージで首肩のコリを解消したあとは、円皮鍼を貼ることで免疫力向上の持続効果が期待できます。ぜひお試しください!
デスクワークによる肩こり・腰痛、日頃の家事による足の疲れ・むくみ。私たちを取り巻く周囲の環境は体への負担が大きくなっています。
そんな疲れた体を癒すため、鍼やマッサージを試してみるのはいかがでしょうか? 大阪府豊中市でマッサージ店をお探しなら是非ウラノマッサージへ‼︎
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